2021年版 ベトナム建設情報・建設コスト・日系建設会社・建設事情・経済動向

7月 9日, 2021

Vietnam construction industry
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「ベトナム建設業界情報・経済動向を知りたい! 建設事情や建設コストの相場はいくら? ゼネコンはどんな会社がいるの?」

そんな疑問や不安をお持ちではありませんでしょうか?

ベトナム進出・事業拡大を検討するプロジェクト担当者様に向け、2021年におけるベトナムの基礎情報や経済規模、建設業の制度・資格、建設コストやベトナム建設事情、建設業界概況、ベトナムのローカルゼネコン、日系建設会社などの建設情報をまとめております。

本記事は、ベトナム・ハノイで建設コンサルタントとしてプロジェクトマネジメント、コンストラクションマネジメントを提供し、企業様のベトナム進出支援・事業拡大支援をするPlus PM Consultant Sdn. Bhd.が作成したものです。

基礎データ・経済動向

基礎データ

1989年頃よりドイモイ政策の成果により、1990~2010年には高成長を遂げ、中所得国となりました。数多くの自由貿易協定(FTA)の発効、ODAを活用したインフラ整備、アジアの中でも低賃金の労働力の提供の背景から外資の製造業を誘致し、経済成長を続けてきております。昨今、2020年は、新型コロナ感染症の影響により10年ぶりの低水準の成長率となったが、近隣諸国がマイナス成長の中、ASEAN内で最も高い成長率を記録しました。

ベトナム建設業界-Southeast Asia Economic Indicators Vietnam-Plus PM Consultant Sdn.Bhd.
  • 面積 32万9,241平方キロメートル
  • 人口 約9,762万人
  • 首都 ハノイ
  • 民族 キン族(越人)約86%、他に53の少数民族
  • 言語 ベトナム語
  • 宗教 仏教、カトリック、カオダイ教、その他
  • 主産業 農林水産業(GDPに占める割合14.85%)、鉱工業・建築業(同33.72%)、サービス業(同41.63%)
  • その他 新日国

≫参照 外務省 ベトナム基礎データ

経済動向

ベトナム建設業界-Vietnam GDP 2019-Asia Economic Indicators Malaysia-Plus PM Consultant Sdn.Bhd.

2011年以降、ベトナムの成長率はおおむね7%前後で推移してきました。2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、実質GDP成長率はマイナスにはならず、近隣諸国がマイナス成長の中、ASEAN内で最も高い成長率を記録しました。 2021年予測では、+7%前後の成長に回復する見込みです。

≫参照 the World Bank

建築関係の法令

制度はどんなものがありますか?

〔建設許可証〕

建築主は工事着工前にエリアの管轄する政府機関の建設許可証を取得しなければなりません。建築許可証を交付する当局は、プロジェクトの規模等に応じて区分けされ、地方政府出る省や市のほか中央政府(建設省)が直接扱う場合もあります。

建築基準はどんなものがありますか?

〔建築規制〕

国が定めた建設法Construction Lawに基づき、各地方政府が個別の許認可等を運用している。

〔建築標準規定〕

建築物の安全性等に係る建築基準として、ベトナム建築基準Vietnam Building Codeが適用されています。 建築基準に関連する規格は、ベトナム規格Vietnamese Standardsのうち関連するものがベトナム建築基準の中で指定されることにより、義務基準として適用されています。

引用ー国土交通省 建設業に関する外資規制等

建設コスト情報

ベトナム・ホーチミンにおける建設コスト情報を参考にまとめています。

集合住宅、オフィス、商業施設、ホテル、工場、生産施設、物流倉庫のコストを平米単価で記載しました。

ベトナム建設業界-Vietnam Construction Cost-Plus PM Consultant Sdn.Bhd

上記、費用には什器備品、特殊設備や役所申請費用、外構費などは含まれておりません。

建設業界の概況

ベトナムの建設技術レベルは?どんな特徴があるのか?

【ベトナムでよくある設計・施工品質に対する課題
  • 一般的な慣習として設計施工分離で行うことが多い。設計会社、又はコンサル会社が協業し、設計施工を行う建設会社も多い。
  • 設計施工品質について:意匠設計図、構造設計図、設備設計図の整合性が取れていないことによる、現場変更が多く発生することがある。日本と比べ、防水に対する設計力が低いため、雨漏り・漏水が発生しやすい。
  • 安全衛生環境について:安全への意識はまだまだ不足し、現場は危険な労働環境であり、建設足場等も、安全性や効率性などが考慮されておらず、命綱無しで作業している現場もよく目にする。

ゼネコンリスト

ベトナムに在籍するローカルコントラクターと日系建設会社をまとめております。

ベトナム建設業界-Contractor List in Vietnam-Plus PM Consultant Sdn.Bhd

結論、まとめ

  • 2020年10月13日 に発表された国際通貨基金( IMF )の 20 年度修正世界経済見通しによると、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大により、実質GDP成長率はマイナス6%に下落。2021年予測では、+7.8%の成長に回復する見込み。
  • 行政への役所申請手続きには十分注意が必要であり、行政に強いコンサルタントを起用する事が重要である。
  • 建設技術、設計・施工品質、まだまだは課題が多く、管理の手法を適切に行うことが重要である。

ベトナムへ建設投資をご検討中の皆様へ、

Plus PM Consultant Sdn. Bhd.は建設コンサルタントとしてコンストラクションマネジメントの手法を用いてプロジェクトマネジメントをさせて頂いております。
工場建設、倉庫建設、コンドミニアム建設、ホテル等、あらゆる建設事業に対応します。建設だけに限らす、建設投資全般に関する建設コンサルタント業務、敷地選定コンサルティングサービスも提供しております。ぜひ、ご相談ください。

本記事はPlus PM Consultant Sdn. Bhd.が現地でのベトナムパートナー企業への取材、および以下参考・参照の情報をもとに作成しています。
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≫引用・参考・参照

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