冥銭(めいせん)

9月 29, 2015

先週までは中国の農歴では鬼月と言って日本のお盆に当たる期間でした。

先々週、今携わっているIPHOのプロジェクトで祈祷師から、この地は迷う霊が多いので着工前に霊を沈めた方が良いとの事で霊を鎮める儀式を行いました。

儀式の内容を簡単に説明すると冥銭と呼ばれる黄色やお金を模した紙を大量に燃やし念仏を唱える事。
日本で言う所の六文銭に当たります。
六文銭は日本では三途の川の通行料で燃やしませんが、中国ではこれを焚くことで祖先の手元に死後世界で通用する通貨となって届くと信じられています。

よく見ると額面は一般の通貨にはない大袈裟な数字が記されています。
これは死後世界がインフレだという意味ではなく、それだけ祖先のことを想い偲んでいるのだという気持ちの現れだと言います。
地獄の沙汰も金次第と言いますが中華系では殊更これが強いようですね。

プラスPMは、中華文化の影響下にあるマレーシアのプロジェクトをはじめASEANに於ける、工場建設、商業施設、コンドミニアム建設等、各種コンストラクションマネジメントを中心に日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
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