Surau２

マレーシアでよく見かけるSurau(お祈り部屋)。
今回、プロジェクトの設計の一環で公共建物用のSurauを見せて頂く機会がありました。

入口には清めの洗い場とロッカー。
中に入ると携帯用のカーペットと腰巻を借りることが出来ます。

中にはメッカの方向に祭壇とメッカの時間が分かる時計があり、メッカの礼拝の時間に合わせて一斉にお祈りが始まります。

設計上の注意点は必ず男女別、祈りをささげる方向にトイレなど不純な施設が無い事と、意外とシンプルなルールしかありません。

モスリムは1日5回、一般的には寺院でお祈りを捧げるのですが、外出時は近場のこうした公共のSurau施設を利用します。
どうしても近くにSurauが無い場合はカーペットを敷き、方位をチェックして人ごみを避けた建物の隅でお祈りが始まります。
その為、ムスリムは旅行の際には特殊なコンパスと専用のカーペットを必ず持参します。

このような簡素なSurauでも神聖な場所には変わりなく、以前シンガポーリアンが仏教徒を招き公共のSurauで瞑想を行う珍事があり逮捕されています。
ご注意下さい。

Plus PM Consultantは、ショッピングモールから工場までローカルの生活習慣を把握し、日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。

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