医療ツーリズムと健康診断

11月 25, 2014

KLCCにあるPrince court medical centerに施設視察を兼ねて健康診断へ行きました。

マレーシアは医療ツーリズムを掲げているため国内にはホテルのような医療施設が幾つかあります。
優秀な人材が海外に流出する事がないよう働く場所を作り、かつ外貨を稼ぐという国家戦略です。

施設内にはカフェや花屋やKIOSKがショッピングモールのような開放感のある空間に配置され、
仕上材は石と天然木とカーペットを基調とした高級感ある素材を使用しています。

日本の健康診断との違いは幾つかの検査項目の違いとその日中に結果が出る事。
また事前に予約すれば日本人の医療通訳が付くので安心です。

例えば心電図チェックはランニングマシーンで走りながら測定します。
骨密度を測るCTスキャンのような検査もありました。
検査結果はドクター自ら丁寧に問診し納得行くまで答えてくれるので、
Informed consentはしっかりしてそうです。

難点は待ち時間が異様に長い事。
救急外来の対応はどうなのか少し気になりました。

健康診断では摘要されませんが、海外療養費制度を利用すれば、海外でも日本の健康保険が使えます。
まず全額自己負担で支払い、日本に帰国後に所定の用紙を提出(英文と翻訳分等)、
日本で同じ医療を受けた場合に保険摘要となる額の7割(つまり3割は自己負担)がバックされる仕組みとなっています。
治療の内容によっては、摘要にならない場合もあるので注意が必要です。

我々プラスPMは日本での医療施設のプロジェクト経験を活かし、海外の医療施設、ホテルをはじめとした日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。

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