技術精度と市場変化

3月 24, 2016

先日、新規工場に使用する熱交配管の打ち合わせでイポーにあるローカル工場に同行しました。

熱交換配管とは排熱を利用した省エネ配管です。
日本では既に特に目新しい技術ではなくローテクの部類に入りますが、マレーシアではまだ珍しい技術です。

このローカル企業、プレゼンに社長自ら立会い、ヒアリングを行い、概算を弾き出し、試作の話をまとめるまで僅か一時間程。

流石チャイニーズ、商売が上手いです。
ビジネスのタイミングを逃しません。

工場も下見しましたが制作物がとにかく巨大です。
しかも使用材料はオールステンレス。
オイル関係や食品関連企業からの特注品です。
マレーシアでは珍しい業種な為、他に競合企業が無くほぼ独占場。
収益性が高い企業との噂です。

日本ではこの分野に於いてもっと精密で凝った技術を持つ会社は山程ありますが、残念ながら競争相手が多いので買い叩かれてしまいます。

海外では技術精度に固執する余り、市場変化や顧客対応スピードが疎かになると機会損失につながります。

プラスPMはマレーシアを中心に、周辺諸国のインドネシア、タイ、ベトナム、カンボジアに於いて、工場建設、建設コストダウン、物流施設建設など各種プロジェクトを通じて日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。

We are proud to support our clients through the Factory project, Commercial project, Condominium project and other project of Construction Management at over ASEAN area.

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