7月 18, 2014
日経新聞でASEANでの韓国系ゼネコンの受注増の記事が掲載されていました。
韓国は国内景気低迷により生産業以外も薄利でも積極的に海外に進出しているという記事です。
施工品質、技術、マネージング力どれをとっても日系ゼネコンの方が優秀なのですが受注原因は価格差だけではない気がしています。
というのも昨年からアベノミクスによる日本国内の公共工事がらみの工事が増え、日本国内では技術者の人手不足に陥っており、海外の技術者が日本に呼び戻されているのです。
日系大手ゼネコンとしては無理な受注はせず、技術が必要な利幅のあるプロジェクトしか真剣に取り組んでいない・・・というより、できないといった方が正しいかもしれません。でもこれは2020年までの話です。
ある大手ゼネコンの方の発言ですが、シンガポール~ジョホール間のトンネル工事は難しい。
実績からするとウチの会社しかできないだろう・・・
10年前、シャープが技術力を過信し亀山モデルを唱えましたが、現在見る影もありません。
これは家電メーカーに限らず、どの業界も同じです。技術力の差というのは意外と脆く、
一旦奪われた市場を取り戻すのは、ほぼ不可能です。
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