11月 6, 2015
先日、2日間に渡ってUTMにて行われたProject Manager研修に参加しました。
ローカル、日本人含め実際にプロジェクトマネージメントに関わる技術者が集まる中身の濃い内容でした。
その研修の課題の一つに例のザハ設計の新国立劇場のDiscussionがあり、ローカルの技術者から質問や活発な意見が寄せられました。
日本人を除く殆どのローカル技術者はこの話題を知りませんでしたが、指摘の幾つかは核心を突いているのではないかと思われる物がありました。
その一つがQuantity Surveyor(積算技術者):QSの不在です。
日本でも積算会社は存在しますが多くはインハウスの一部署にすぎません。
しかし海外、特にBS基準を置く国ではアーキテクトと同様に公的な資格で、積算だけでなく契約書の作成、調整を全て行います。
もし審査員サイドにQSが存在していれば、
・コンペ開始前にFeasibility studyを行い、公正な概算を用意できたでしょう。
・コンペ中、参加者に予算の根拠を求め、当選前にコストチェックが可能だったでしょう。
・コンペ後の規約条件として、予算の縛りが明記され、設計者はコストの折り合うまで設計変更を行ったでしょう。
・Currency、価格上昇リスクが盛り込まれていた為、計画の見直し予測ができたでしょう。
・著名建築家が大した理由も無く突然キャンセルされるなど非礼な事は起きなかったでしょう。
・・・等々、書けばきりがないですが、QSが存在すれば殆どの問題がカバーできた・・・・
国際基準、BSを使う国からはそう見えるようです。
プラスPMは、ローカル技術者と協力し、国際基準を踏まえ、各種コンストラクションマネジメントを中心に、日系企業様のASEAN進出・建設・各種プロジェクトをサポートしています。
We are proud to support our clients through the Factory project, Commercial project, Condominium project and other project of Construction Management at over ASEAN area.
*マレーシア:建築基準 プロジェクトマネージメント 商業施設 工場 コンドミニアム
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