サラワク州

11月 20, 2014

日本マレーシア経済協議会 第33回合同会議に出席するため、
サラワク州の州都クチンへ行ってきました。

サラワクは、マレーシア国内において高度な自治権を有しており、
州外との行き来には入境管理が行われ、
マレーシア国民であってもパスポートが必要となります。

マレーシア国内なのでパスポートを持たずに渡航される方がいるようですが、
イミグレがありますので必ずパスポートが必要です。
私もパスポートを忘れそうになりました。
くれぐれもお気を付けください。

また、サラワクは、マレーシアの国土の37.5%を占めるマレーシア最大の面積の州で、
地図上でみると大きさは半島マレーシアとほぼ変わらないように見えます。

マレーシアには5大経済開発計画と呼ばれる大型開発計画があり、
最も有名なものは、南部回廊経済地域(イスカンダル開発計画)です。

しかし今回、2日間の会議と視察で、その開発計画のひとつ、
「サラワク州再生可能エネルギー回廊」(SCORE)
について理解を深めることが出来ました。

SCOREは他の開発区域と比べ差別化できる要素がいくつもあります。
その代表的なものが、

1. 安く安定した電力
2. 豊富な水
3. 豊富な資源
です。

1.については、豊富な水資源により、水力発電を独自に有している為、
安定した電力を供給できるという事です。
驚いたのは、今年の初めにマレーシアでは電気料金が約16%値上げされましたが、
サラワクだけは自前の水力発電により、電気料金の値上げはしていないとの事です。

2.について、半島マレーシアでは慢性的な水不足で、多くの工場が大打撃を受けていますが、
サラワクは水資源が豊富なため、一般用水、工業用水ともに問題なく供給できるという事です。

3.について、もともとサラワクは鉱物資源が豊富なため、運搬運送コスト等が安く抑えられるという事です。

他に、整備された港湾施設が複数ヶ所あり、道路整備も急ピッチで進んでいる為、
特に、鉄関連事業、ガラス関連事業、石油関連事業等の投資に最適な環境が整っているという事です。

まだまだ認知度が低いサラワクの開発計画と思いますが、投資においてかなり魅力的な要素が
整っていると思いました。

実際進出されて営業開始されている日系企業の方が、
行政が、企業の要望を積極的に取り入れて協力してくれる、と講演されていました。

私も今回、政府関係の要人、開発庁の方々の非常に心のこもった熱いお話をお聞きし、
行政が一緒になって協力してくれる環境があると感じました。

今後、あらゆる媒体を通じて、私たちもサラワク開発の魅力を伝えていこうと思います。

マレーシアで工場建設、物流施設建設、その他建設投資をご検討の皆様、
是非 Plus PM Consultant へご相談ください。
コンストラクションマネジメント(Construction Management)を通じて、
プロジェクトをトータルマネジメントさせて頂きます。

サービス

お問い合わせ