ラマダン

イスラム教徒は今月6月29日から7月28日ごろまでラマダン月にはいりました。

日の出から日の入りまで断食（サウム）が行われるため、日の出前に起きてたっぷり食事をとります。
ラマダンを断食のことと誤って捉える人も多いですが、ラマダンとは、ヒジュラ暦の第9月を意味します。
朝早く起き、日中飲食が出来ないため、マレー人の作業効率が低下し、お昼まで働いて4時頃にお祈りで早退します。

この期間、中東からは”避暑”と称して大量のアラブ系イスラム人観光客が訪れます。
45度以上の灼熱地域にすむ中東に比べこちらは年中35度以下で涼しいこともありますが、本当の目的は”断食逃れ”です。
イスラム教による”旅行者は断食を免除される”というのを拡大解釈し、富豪の多くはラマダンに旅行に出かけ、断食を逃れます。
ここＫＬでもこの期間、黒装束の女性が増えてきています。

先日、ペトロナスタワー近くの高級コンドの図面をみたら巨大な部屋があったので、
これは何かと尋ねると中東からのロングステイ用の部屋だと言われました。
第一から第三婦人までの大所帯を連れ避暑をするので巨大な部屋が必要らしいのです。
ＫＬにいるとオイルマネーのパワーを常に感じます。

ラマダン明けはハリラヤ。
ここKLもイスラム教徒の盛大な祭りがおこなわれます。

我々Plus PM Consultantは日本でのコンストラクションマネジメント業務のノウハウを生かし、
イスラムとアジアのビジネスが交差するマレーシアで、ASEAN進出・建設・各種プロジェクトを行う企業様をサポートしています。